ポジティブリスト対応フィルターの瀘材開発POSITIVE LIST COMPATIBLE FILTER
開発概要
ポジティブリスト対応フィルターの瀘材開発において、顕微鏡写真撮影を行いました。
本フィルターは基布がポリエステルスパンボンド、表面はPTFE膜をラミネート。さらに、導電性を付加するためカーボンを含浸させております。PTFE膜は微細な穴で、サブミクロン粒子もキャッチ補修できます。
PTFEとポリエステルのみを使用し、ポジティブリストに記載された物質のみに限定しています。




フィルタ高性能化に関する研究RESEARCH CARTRIDGE FILTER
研究概要
弊社では、集塵機の主要構造であるパルスクリーニングの基礎研究を行っています。パルスクリーニングのメカニズムは圧縮エアーを逆方向に間欠的にカートリッジ・フィルタ―に吐出します。この時の圧縮エアーの噴射口からフィルターまでの距離が重要です。
また、圧縮エアーの増量効果を見込めるものとしてベンチュリーがあります。これらの最適条件を見つけるべく、多種な条件でテストを実施しています。
研究結果
標準設計では、吐出口からフィルタ―までには一定の距離が必要です。
また、逆洗エアーの増量効果を生むベンチュリーの搭載が有効であることが証明されました。
吐出エアーは拡散するには一定の角度があり、フィルタ―までの距離が小さい場合は、エアーはプラス圧ではなく、マイナスの吸引圧となり、粉塵の払落しは出来なくなります。これを解消するため、ベンチュリーの代わりとしてクリーニング・コーンも有効であることが証明されました。
超音波振動を用いた粉体の機械的単位操作の研究ULTRASONIC VIBRATION
超音波振動で粉体をハンドリング
日本大学理工学部の非常勤講師を勤めている弊社代表の松本の直属の上司となる河府研究室の河府准教授は、超音波振動を用いた粉体の機械的単位操作の研究を行っています。
超音波振動で粉体を操作し高濃度空気輸送の動力低減および閉塞防止や超音波効果予測、物性値の近い混合粒子群でもフィルタレスでの分離を実現しています。